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2005年1月23日(日)  

希少種「メガマウス」また!揚がる

1月23日、サメの中でも希少種といわれる「メガマウス」が捕獲されました(既に死亡)。 三重県内での捕獲は今回で3例目、鳥羽水族館にメガマウスが持ち込まれたのは1997年に続いて2度目です。

メガマウスは1976年にハワイのオアフ島で初めて発見されて以来、アメリカのカリフォルニア、オーストラリア、ブラジルなどで確認され、日本では静岡県、福岡湾、三重県などで捕獲や座礁例がありますが、現在までに世界で26例、日本では8例のみが報告されている希少種です。

今回の個体は2005年1月23日午前5時頃に紀勢町錦沖水深200mで操業中のアジ・サバの巻き網漁(第21長久丸・船長:山本悦生さん・31才)で捕獲されました。水族館には度会郡南島町奈屋浦の熊野灘漁協から「メガマウスが捕れた」と連絡を受けすぐに水族館職員が急行し、メガマウスで雌(体長:5.28m)であることを確認しました。

この個体は世界で27例目日本では9例目となります。

鳥羽水族館ではこの個体を主として生殖生態研究のため、冷凍庫に保管し、解剖後は剥製にする予定です。


種 名:メガマウス
学 名:Megachasma pelagios(メガマウス科・ネズミザメ目)

現世のネズミザメ目の中でもっとも原始的なサメ。
その名の通り口が大きいのが特徴でオキアミ類やクラゲ類を食べるプランクトン食で体は大きいものの歯は非常に小さい。昼間は水深120〜170m付近の中層域を遊泳しているが、夜間には水深10〜20mの表層付近まで浮上してくる。捕獲例はまだ世界でも少なく、生態はまだほとんどわかっていない。

日本での捕獲9例
1989年  1月23日  静岡県浜松市 天竜川河口       オス
1989年  6月12日  静岡県焼津市        定置網  不明
1994年 11月29日  福岡県福岡市 博多湾雁ノ巣 座礁   メス
1997年  4月30日  三重県尾鷲市三木崎沖    巻き網  メス
1998年  4月23日  三重県御浜町阿田和沖    定置網  不明
2003年  8月 7日  静岡県御前崎沖       不明   オス
2004年  4月19日  千葉県市原市五井南海岸   漂着   メス
2004年  4月23日  静岡県熱海市網代沖     定置網  不明
2005年  1月23日  三重県度会郡紀勢町錦沖   巻き網  メス(今回)

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