11/12/18 No.149 もりたき 6464

先日書き込んだオウムガイNo.131は本日で1332日齢、まだまだ飼育記録を更新中です。
この分だと無事に年を越してくれそうです。

さて。
同じ孵化個体はあと2匹、メスのNo.149とNo.150がいます(No.131はオス)。

オウムガイの性判別は、水中からひっくり返した状態で取り上げて、少しずれ落ちた軟体部の隙間から殻の奥を覗いて行います。
奥に「八の字」の包卵腺が見えたらメス(オスなら体の中心線上にペニスがあります)。
この方法だと未成熟の個体であっても確実に性判別ができるのです。

去年、No.149とNo.150の性別を確認したのですが、2匹とも殻の奥に未発達の包卵腺が見えて、メスであることが判明しました。
ちなみに、この結果は私にとって少し意外なのものでした。
なぜならNo.149は殻の雰囲気(幅)がオスぽくて、性判別する前からてっきりオスだと信じ込んでいたからです。
でも包卵腺があってペニスが無いならメスに間違いないのですが…

それが、昨日のこと。
そろそろ性成熟に達する頃なので、2匹の包卵腺の発達具合を確認をしようと、殻の中を覗いて驚きました。
同じ時期に生まれた2匹のはずが、成熟具合がまるで違っていたのです。
順調に性成熟しているNo.150に対して、No.149は包卵腺の発育が極端に悪かったのです。

そしてすぐに、No.149が見慣れない組織を持っていることに気が付きました。
それは、位置と色からして、どうも「精巣」に見えます。
まさか…

いやいや、No.149はメスのはず。
それなのに精巣を持っているとは…
(組織を精査しなければはっきりとは判りませんが)
精巣だとしたら、包卵腺の成長が悪いのはこれが原因であると考えられます。

さぁ、思いがけず、No.149が雌雄同体(両性具有)である可能性が出てきました。

もちろん、通常、オウムガイはオスとメスが別々の雌雄異体。
これが本当に精巣であるなら、おそらく貴重で興味深い発見になるでしょう。

何はともあれ、生きているうちは十分な検査もできないでしょうから、観察だけは続けていこうと考えています。

判りにくいでしょうが、とりあえず画像に収めましたので、見比べてください。
画像 上半分がNo.149の包卵腺と精巣? 下半分がNo.150(メス) 赤い矢印が包卵腺を示す

 Copyright(C)TOBA AQUARIUM. All right reserved.